遺伝子実験施設セミナーのご案内


遺伝子実験施設利用者のみなさまへ

いつも遺伝子実験施設をご利用いただきありがとうございます。
下記の日程でDNAチップを利用してmiRNAアレイのセミナーをご案内させていただきます。
遺伝子発現調節においてmiRNAが予想していた以上に重要な役割を果たしていることがわかってきました。
しかし、詳細については不明な点が多くあり、実験手法がよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、3次元DNAアレイを用いて遺伝子発現とmiRNA発現を統合解析することで比較的簡単にmiRNA研究をスタートさせることができる手法をご紹介させていただきます。
興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

日時:平成19年11月7日(水)17時から1時間程度
場所:山口大学遺伝子実験施設3階カンファレンスルーム
講師:東レ(株) 近藤哲司
タイトル:DNAチップを使用したmiRNAの発現と機能解析
内容 :「機能性RNAの一種として知られているmicroRNA(miRNA)はmRNAの3’UTRに配列相補的に結合することにより、その遺伝子の発現を調節することが知られています。
その遺伝子発現の調節機能は腫瘍形成、発生、ウイルス感染などに関与することが示唆されており、最近では、筋肉特異的なマイクロRNAであるmiR-1がGJA1とKCNJ2を標的として心臓における不整脈発生の可能性を調節することが報告される(Nature Medicine-13,486-491 (2007))等、miRNA研究は発現様式から機能解明へと移行し始めています。
 今回のセミナーでは、miRNAの基本的なメカニズム,miRNA実験のポイントならびにDNAチップを使用したmiRNAの発現解析とmRNA発現との統合解析の実例を交えてご紹介させていただきます」

連絡先
山口大学遺伝子実験施設 (内線2184)
cgryu@yamaguchi-u.ac.jp